病名 | 潜伏期 | 初期症状 | 流行季節 | 感染しやすい期間 | 出席停止期間 | 免 疫 |
赤痢 | 1~7日 | 急に発熱、腹痛、下痢 1日に数回~数10回粘血便 |
夏 7~9月 |
糞便に赤痢菌の出る間 下痢期間中が最も感染強 |
通常6週間 保菌者は主症状消退後14日間 |
数年で消失 |
腸チフス | 7~14日 | 高熱が2週間くらい続き 頭痛、腹痛、ぐったりする 胸部に赤い小さな発疹 |
夏~秋 | 大小便に菌の出る間 第3週が最も伝染力強 |
約5週間 | 完全免疫 |
猩紅熱 | 2~7日 | 熱が続き頭痛、腰痛、ぐったりする。 | 冬~春 | 溶血性連鎖球菌の存在する3~4週間 | 約4週間 鼻カタル、副鼻腔炎、中耳炎がある場合、治るまで伝染の危険がある。 |
長期免疫 |
ジフテリア | 2~6日 | 発熱、喉が痛み発赤、喉に白い膜がはる。 犬がほえるような咳をする |
冬~秋 | 病巣より菌が消失するまで | 鼻咽喉粘膜に菌が消失するまで約4週間 保菌者は主要症状消退後7日間 |
免疫性強 時ありて再感染 |
流行性脳脊髄膜炎 | 2~10日 | 急に発熱、頭痛、顎、背筋がこわばり曲がらない。 嘔吐 |
冬~春 | 患者、保菌者の鼻、喉の分泌物中の菌が消失するまで | 約4週間 保菌者は主要症状消退後7日間 |
免疫性強 |
日本脳炎 | 4~21日 | 急に発熱、頭痛、うとうとねむる、けいれん、ひきつけ | 夏 8~9月 |
不明 | 症状が経過し終わるまで | 約15年くらい |
インフルエンザ | 1~3日 | 急に発熱40度くらいに達する。頭痛、腰痛が激しく、鼻づまり、くしゃみ、咳、 痰がで出る | 冬 | 一定しない 熱の続く間 |
主要症状消退後5日経過するまで | 1年くらい |
百日咳 | 10~14日 | はじめは軽い咳、喉の発赤、腫脹、発病後、1週間位からコンコンヒーという咳 | 春~初夏 | 特徴のある咳が出る前の方が伝染力が強い。軽い咳が出始めたときから3週間 | 約5週間くらい。 特有の咳が消退するまで |
終生免疫 |
(はしか) 麻疹 |
11~13日 | カタル症状、咳、くしゃみ、めやに(結膜炎) 発熱後4日くらいから全身に発疹 |
春 | 発疹が出る前が最も感染しやすい 発疹前4日~後5日位 |
通常3週間 発疹消退後7日間 |
終生免疫 |
急性灰白ずい炎 | 1~2週間 | 急に発熱、嘔吐、下痢 2~3日後解熱と同時に手足の麻痺が現れる |
夏 | 潜伏期後半から約7日~14日頃 | 発病より7日間 急性症状消退後7日 |
終生免疫 |
(おたふくかぜ) 流行性耳下腺炎 |
14~19日 | 発熱、耳の下がはれる、痛みあり、食欲不振、唾液を出す | 冬~春 | 症状が現れる2日くらい前から耳下腺がはれて5日~7日くらいまで | 約6日~10日 主要症状消退まで |
終生免疫 |
(3日ばしか) 風疹 |
4~7日 | 38℃くらいの発熱、 体に麻疹又はしょう紅熱様の発疹があり頸肘等のリンパ腺がはれる | 春~夏 | 発疹が出る前から7日間 | 約6日~10日 主要症状消退後5日まで |
終生免疫 |
(水ぼうそう) 水痘 |
14~15日 | 熱は大したことなく水泡がある発疹が体に出る。かさぶたとなり次々に出てくる | 冬~春 | 発疹の初期ほど伝染力強 水疱が出て6日くらいまで |
約3週間 かさぶたが全部脱落するまで |
終生免疫 |
トラホーム | 不定 | はじめは自分で気づかず健康診断などで発見される。 目ヤニが出て目がはれやすく痛む | 春 | 急性期の症状が強く、目ヤニにが多いとき伝染力強 | 急性炎症期 | 無 |
流行性結膜炎 | 7時間 | 白目が赤くなり、まぶたも腫れ、目ヤニが多く一方からもう一方へ伝染 | 春 | 目ヤニに菌がある間 初期ほど伝染力が強い |
急性炎症症状が消失するまで 約2週間 |
無 |
(膿痂疹) とびひ |
2~5日 | 顔や手足に米粒大から豌豆大の発赤水泡ができ、これが化膿して、 この分泌物が他につくと同様の発疹となる | 夏 | 膿が出る間 | 炎症甚だしく次々と発疹する時は出席停止 患部は包帯をすること |
無 |
溶連菌感染症 | 2~7日 | 風邪の症状から3日~4日頃より全身に発疹、のどの痛み、扁桃腺炎、嘔吐 | 冬~夏 | 溶血性連鎖球菌の存在する機関 | 主要症状消退後5日間 | 無 |
※ | 他にも様々な病気がありますが、以上は幼児が特にかかりやすい病気であり、 感染した場合集団生活の中で次々と感染するおそれがあります。 | |
※ | 他の子どもさんの迷惑にならないように、また本人にも手遅れによる余病を引き起こさないためにも充分注意してください。 |